昨日に続いて、本日は真岡落研の「グランドスラマー」について書きます。

 真岡のアマ落語会の「グランドスラム」とは~
*「納涼落語会」  *「下野寄席」または「台町寄席」
*「白布寄席」(はくふよせ) *七井・老人ホーム慰問
~の4シリーズにおいて「トリ」を取ることで、この「4大タイトル」で
「トリ」を経験したメンバーが「グランドスラマー」です。

*「納涼落語会」は真岡の落語会でのいちばん上位の対外発表会
  (OB会の第1号企画)
 ~「50回」開催(派生シリーズを加えると「74回」)  
*「下野」&「台町」は、レギュラー開催の中規模発表会
 ~「下野寄席」は「250回」・「台町寄席」は「70回」開催 
   <共にシリーズ終了>
*「白布寄席」は、真岡高校落語同好会が学園祭「白布祭」で開催する校内寄席
 ~總公演数「128回」 <シリーズ終了>
*七井老人ホーム慰問は、益子町・七井の円通寺にある老人ホームへの慰問
  (真岡高校落語同好会の第1号企画)
 ~「盲老人ホーム慰問」と合わせて「101回」
   <シリーズ終了>
@実は私資料を現在再調査中で、「グランドスラム」に関するデータを捜索
しております。確実なのは、昨日紹介した「ワンハンドレッダー」13名のうち、
12名は4大トリをゲットしております。
 では「未達成」は誰か? 「夢見亭永楽」です!「七井慰問」のトリだけまだです。
実はこのシリーズは2009年に終了しました。当時永楽は高校2年。「トリは3年に
なったら取らせよう」と思っていましたが、翌年新人が入らず(2年連続ゼロ!)
七井慰問は結局未実施の終わり、高校の部も2011年春に永楽の卒業と共に休会に。
 状況が変化したのは、2019年に中学3年男子が入会し、2020年には久々に
高校男子のメンバーが誕生する見込みとなり、七井慰問復活を構想しました。
しかし! 「コロナ禍」で「施設慰問」は実施出来なくなり、年明けて2021年中も
再開困難な状況です。「七井慰問」再開は幻に終わる恐れもあります。
 「永楽~グランドスラマーへの道」は遠くなりました。

#しかし、落研を取り巻く状況が大きく変わった昨今、「グランドスラム」は過去の遺物と
なりました。まず真岡高校落語同好会が休会し、「白布寄席」は消滅しました。「七井慰問」
も終了して再開出来ません。会員も、若手は2010年代になってからは真岡高校以外の
出身メンバーとなり、かつ対外発表会でトリを取るようになるまで成長するのに、少々時間を
要します。
 真岡の落研において14人目の「ワンハンドレッダー」が今後出てくる可能性は低い
ですし、「グランドスラマー」の方は、そもそも成立の前提が無くなりました。
 いずれの存在も、真岡高校落語同好会&OB会が共に元気だった時代の「過去の栄光の
産物」となりました。