カテゴリ: 2021年

 令和3年も最終日となりました。2021年も、一年間ありがとうございました!
 2年続いてのコロナ過の中でのシーズンでしたが、それでも昨年以上に出演・公演の
場を提供していただきまして、心から感謝申し上げます。
観客の皆様及び関係者の皆様、今年もありがとうございました。
会員の皆様、一年間お疲れ様でした。
加えて、「真岡落語研究会のブログ」にアクセスして下さった皆様に御礼申し上げます。
文字情報だけのカラフルでない地味~な、下野国の片隅の、田舎の素人落語集団のブログを
読んでいただきまして、感謝に堪えません。
 夢見亭一生楽個人といたしましては、「古希」(70歳)を迎えましたが、幸い大病も
せず、一年間無事高座に上がれました。有難いことです。 
 来年、令和4年・2022年も、引き続きまして冗談法人「真岡落語研究会」および
このブログをよろしくお願いいたします。
 みなさま、良いお年をお迎えください!

 2021年12月31日
  冗談法人「真岡落語研究会」 
   代表  夢見亭一生楽 こと 小﨑 治

 

 

 年末恒例、冗談法人「真岡落語研究会」の2021年を振り返ります。
昨年に続いて「コロナ」に活動が左右された一年でした。
 企画面では、年明け早々「コロナ第3波」で次々とキャンセルが出て、
1・2月は「出前寄席ゼロ」となりました。そんな時期でしたが、昨年と違ったのは
「活動ゼロ」ではなかったことです。
「もおかラジオ寄席」収録会は続いていましたし、起助は東京で「配信寄席」に何回も
出演しました。秋にも「第5波」でキャンセルが出ましたが、月に1回程度でした。
 「荒町寄席」は7回開催。昨年の「8回」より1企画減りました。2020年は
すべて「有観客企画」でしたが、今年は「4回」が「無観客収録会」(真岡CATV)で
「有観客」は「3回」でした。「対外発表会」が無観客だったのは史上初のことでした。
 「納涼落語会」は2年連続の「延期」となりました。協議の末、「3年連続中止~延期」
を避けるべく「2年順延」の「2023年開催」と決定しました。(正解だったような気が
しますな)
 いちばんコロナに翻弄されたのが「図書館寄席」で、今年は3回開催と、10年前の
水準に戻りました。今年の中止は6企画でした。
 「筑西シリーズ」は5回開催で、例年なら実施のところで中止が3企画ありました。
 ただ、このような状況でも新たな動きも出ました。栃木・茂木・市貝などで初めて
公演させていただいたところもあり、シリーズ化となりそうな企画もでてきました。
 「FMもおか」の「もおかラジオ寄席」は11月で2年目に入りました。「収録会」も
引き続き来年も定期的に実施予定です。(一生楽も、生放送に年間で4回も出演させて
いただきました。)
 会員の面では、社会人組はネタを増やしたりと、コロナの中でも奮闘してくれました。
不完全燃焼に終わったのは「Uー20」の「21世紀組」でした。様々な事情で、なかなか
日程が合わず出演機会が少なかったのは残念でした。(「コロナ」で出演機会が少なかった
うえに、試験や講義や学校行事とぶつかって、ほんと番組編成に苦労しました。
「前座が多いのに、前座がいない」という妙な状況に陥っています。)
 落研史上初の「お笑い養成プロジェクト」~「MOF」(もおか・お笑い・ファクトリー)
のスタートは、会内部でも大いに期待されました。しかし、ユニット結成・脚本作成・ネタ
打ち合わせと進みながらも、秋にはいって停滞。本会初の、男子高校生二人の漫才ユニットの
高座デビューは頓挫しました。結局、年末に解散。プロジェクトは終了しました。
(まあ、本会53年の歴史上、失敗もいろいろとありましたから~)

 コロナ下での活動も2年目でしたが、苦労しながらも思った以上の活動を残せた
2021年でした。以上、「2021年の振り返り」でした。

*27日に、お世話になった関係者に「お世話になりました」のメールを。
28~29日に全会員に順次、「お疲れ様でした」のSメールを送りました。
毎年のことながら、多くの会員の奮闘と、多くの関係者の皆様の支援に支えられていることを
実感しながらの年の暮れであります。

<今週にはいって「日の出」が「6時52分」になりました。年間で最も遅い「日の出」です。
2週間ほど続きますが、すでに「日の入り」は10分伸びています。寒さはこれからが本番
ですが、「日が伸びていく」というだけで、気分が明るい方に向きます。>
<昨日は、父の31回目の命日でした。家内と墓参りしてきました。今年は母が亡くなった
ので、いままでとは違う気持ちでの墓参りでした。「二人揃ってお墓に入ったんだなあ~」を
あらためて実感しました。>
<先週末から口の中の痛みが消えず、年末年始に悪化したら大変~と、ここ7・8年かかって
いなかった馴染みの歯医者さんへTELすると、すでに休み! で、「守備範囲外」ですが、
かかりつけの内科・整形外科のクリニックへ。「口内炎または歯肉炎が疑われる」ということで
薬をもらって帰ってきましたが、収まればいいのですが~痛み付きで新しい年は迎えたく
ないですなあ~。>

 2021年も残るは「大晦日」だけか~「大晦日、どう考えても大晦日」 失礼しました!


















  

 年末恒例、落研今年の記録(個人タイトル)を発表いたします。
*「最多出演」 ~夢見亭一生楽 「60企画」 <5年連続・19回目>
*「最多口演」 ~ (同上)  「81席」(46演目)<5年連続・22回目>
*「最多トリ」 ~ (同上)  「22回」  <7年連続・22回目>
*「最多ヒザがわり」~ (同上)「19ホールドポイント」<3年ぶり・13回目>
*「最多前座」 ~夢見亭 永楽  「9回」  <4年連続・11回目>
*「最多代演」 ~ (同上)  「3セーブ」 <初>
~冒頭の「3大タイトル」は、ほぼ「指定席」 一生楽(私)が健康を害しない限り
TOPは続くだろう。(セカンドライフで「落語メイン」の生活だし。)
 なお、この3部門は故:鬼怒乃家船遊さんの「16連覇」というとてつもない記録があり、
抜けないのでは?(達成するには80歳か~。こりゃ大変だぞ~。)
 「ヒザ」は近年は、毎年「紙切り」起助か一生楽か~という状態で、一生楽は出前寄席や
FMの収録会で意外とヒザが多いので(毎回「トリ」を取っているわけではない)TOPに
くることが多い。
 「前座」は、2017年以来若手(U-20)が増えたにもかかわらず、芸歴14年目の
永楽にタイトルが。社会人会員で、彼より下がいないこと・若手が意外と多忙で思うように
高座に上がれなかったこと~などで、結局永楽に。本人は「もう最多前座はいいです」と
言っているが~。この部門は悩ましいところである。<「年間前座経験者」は「14名」いる
~一生楽も4回やりました!~が、それだけ散らばっているとうことでもある。>
昨年は弁楽と同時受賞。今年は流楽が僅差の位置にいたが、複数回「欠演」があって
惜しくも受賞を逃した。
 「代演」は意外、永楽がゲット! 「前座」以外のタイトル獲得は初めて。「常連」の
村朝が、今年は出演を逃す機会が多く、若手の欠演の替わりをつとめたということもあり、
永楽にタイトルが。<この部門は、今年は4名しか経験者がいない。毎年3~4名程度で
争う部門であります。>
(なお、トリは9名が経験。船遊さん死去後は、年間で社会人会員のほとんどがトリを
取れるようになっている。)

*「パーソン・オブ・ジ・イヤー」は該当者ナシ。(毎年選出する部門ではないので)
*「カムバック賞」は該当するメンバーが出てきた年のみ選考で、当分出ないだろう。

~以上、今年のタイトルを発表させていただきました。



 

 26日の「荒町寄席」で、12月の企画も全て終了。落研の師走の振り返りです。
ピンも含めて10企画と、2年ぶりにニギヤカな12月でした。筑西市・関城の2ケ所の
公民館の「高齢者学級寄席」がそれぞれ6回目とレギュラー企画が回数を重ねた一方で、
はじめての会場も2ケ所ありました。特に市貝町での出前寄席は10年以上ぶりでした。
12月全体では、「中止」でなく年内での開催が「延期」になって実施の運びとなったものが
2つありましたが、全面中止よりはありがたかったです。
 一生楽の「FMもおか」への生出演がありましたが、今年4回目ということで、よくぞ
4回もお声をかけて下さいまして、ありがとうございました!
 26日の「荒町寄席」~「こんなに遅く開催した寄席があったかなあ~」と思いまして
調べてみると、なんと、「史上最も遅く開催された自主事業」でした。(「それがどうした」
と言われれば、それまでですが~、とにかく気になると即調べるクセがあるもので。)
今回は月間スケジュールの関係で、第4日曜日に実施したからですわ。これまでは12月の
自主事業は、第3日曜日開催でしたから。(なお、出前寄席は過去に27日頃までありました。
ピンでしたら、大晦日もありました!)
 「MOF」(もおか・お笑い・ファクトリー)プロジェクトの終了は残念でした。紙切りの
起助などは「新しい色物が誕生してくれる」と、大いに期待していましたから。漫才ユニット
のひとり、M・Y君は26日にスタッフ参加してくれました。研修生のふたり、M・Y君と
A・T君は高座に上がることなく退会となりますが、落研の資料上には残したいと思います。
 コロナ感染が下火の時期に、予定通り日程をこなせたということで、気分良く年末を
迎えられた落研の12月でした。

<それにしても、時間の流れが激流なのではないかと思える時があります。年々歳を加える
毎に感じます。例えば、今月17日から26日までの10日間で、17日:筑西市で出演・
18日:若手相手に稽古・20日:栃木で出演・21日:FMで収録会・24日:小朝独演会
に出かける・26日:荒町寄席~と多忙でしたが、もう20日頃の企画がはるか以前に
体験したような感覚です。みなさんはどうですか?>

<今朝、アパートの、寝室には使っていない北側の部屋の温度が「10度以下」になって
いました。築3年目の新しいアパートで、真冬でもそんなに寒くない建物で有難いのですが
~以前住んでいた並木町の住宅や、台町の店舗兼住宅は、隙間風だらけでしたので~10度を
切ると「寒い!」と思います。寒波襲来です。>

<今日仕事納めの方も多いと思います。一年間、お疲れ様でした!>
<当ブログは、年末年始も更新します。>
 

 

*「第25回荒町寄席」~夢見亭一生楽落語道楽60周年記念<第16回寝床会>~
 12月26日(日) PM1:30~3:15 <観客:23名>
1.(開演ごあいさつ)
1.胸肋ねずみ    目出田家 流 楽

1.はてなの茶碗   夢見亭 一生楽

1.大型紙芝居「曾根崎心中」  柴山 裕功 <真岡市・小林地区在住>

1.熊  の  皮  欅家 とん平

1.「紙切り芸」   柳貴川 起 助

1.寝     床  夢見亭 一生楽

1.(御礼の言葉)  1.(三本締め)

~2021年納めの「荒町寄席」 来年(2022年)3月で、私(一生楽)の高座デビュー
から「満60年」となる<&今年「古希(70歳)」を迎えた>のを勝手に記念しての
独演会です。年末大寒波の襲来でとにかく寒い!
 開演準備中のPM1時頃には、白い物がチラチラと空から降ってきたほど! 入り口でお客様
には念のため「使い捨てカイロ」をお配りしました。場内は、1階で焚いている大型石油
ストーブの暖気が2階まで上昇して、意外に暖かかったです。(1階の受付は寒かった~)
 開演前、前座の流楽がまたしても着物を「左前」に着てしまって、指導役の永楽があわてて
修正に! どうやら流楽が「左利き」であることから、ついつい間違えるようです。開演には
間に合いました~。それにしても、着替えスペースで前座に着付けを細かく指導している永楽を
見ると「永楽~芸歴14年目~が、後輩を指導する時代になったんだ」と感無量でした。
 流楽は噺の出来はまずまずでしたが、着物の前が少々はだけた点は今後もあるから注意。
「荒町寄席」の「常連」さんから「高座デビュー」が! 元市役所職員の柴山裕功さんが
「紙芝居」を披露しました。以前から市内の老人会や学校で「大型紙芝居」を披露していまして
「お仲間に加えていただければ~」という申し出がありまして、こちらとしても「ぜひ!」と
お願いした次第です。独特の語り口でした。85歳(!)とは思えない元気な高座でした。
 とん平は18番で手堅く演じ、起助の「紙切り」~リクエストも多く客席から出て良い
「切り納め」になりました。
 私の方は「はてなの茶碗」の時、入り口から紛れ込んだか「アブ」が場内を飛び回り、
お客様も落ち着かず・私もやりにくかったです。出来はイマイチ~。「寝床」は本来今年の
「納涼落語会」のトリで演じるはずが、「2年延期」となったので、「ここでやらねばどこで
やる」とエントリーしました。細かい点ではミスも出ましたが、楽しく演じられました。
 恒例「御礼の言葉」&「三本締め」で打ち出し。入場者20名を超すという、
コロナ下では「大入り」の客席でした。(通常は定員40名です)
 今回の寄席で、冗談法人「真岡落語研究会」は2021年の全日程を終了しました。
次回の「荒町寄席」は2022年3月です。私の「寝床会」は、当分開催はないです。
(かける「大ネタ」が尽きましたので)





 

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